成都のマッサージ
《如何わしいマッサージでなくガチです》
(盲人医疗按摩)
最近夏バテでブログ怠ってたです。。
二週間に一度は必ず、1元チャリンコ漕いで
通ってるマッサージ店です。
名前の通り、如何わしいマッサージの方でなく
視覚障害の方がマッサージをしてくれる店です。ちなみに中国ではマッサージのことを
アンモと言います。
とても入るのに勇気のいる佇まいですが、全く問題ありません。
二階に上がると おばさんが居ますので、マッサージの内容を伝えます。
僕の場合はいつも 背中から腰にかけて、手加減なくマッサージをして下さいと、翻訳機越しに伝えますが、ここ最近は顔見知りなので
「おお日本人、また来たか」って感じの顔をされます。
大概お連れさんは横のベッドに腰掛けて
私が伝えきれない痛みや要望を通訳してくれるので助かってます。
がっしかし
やっぱり中国人同士やないですか…。なにを言ってるのか分からんのですけど、たまに喧嘩をして間がない時なんかは 本気でマッサージされることがあります。
何て伝えたんやろ…。。
因みに あまりにも痛い場合は
「トン‼️(痛い)」と叫べば良いです。
「トントントントン‼️」と連呼もありです。
気持ちが良い場合は
「シューフ」とか「シュフ」って言ってたら
伝わります。
僕の場合は写真の通り、拉致される勢いで店に連れて行かれますので、あまり「シューフ」と言ったことなし。
「はよ入りなさい!」と引っ張られます…。
待ち構えるのは 目は不自由なれど どんだけ握力と指圧が強いねん…って人ばかりです。
ベッドの頭辺りがドーナツのように穴が空いてて、そこに俯いて寝そべります。
「背中から腰にかけて手加減なくマッサージして下さい」と翻訳機で伝えると
「明白了,明白了」とガチマッサージ開始です。
関西弁でしかうまく表現できませんが
ほんまゴイゴイ背中から腰を押されます。
「ふぉーひぇわぁー」とかわけわからん奇声が出しながらも耐えます。
僕の背中は本気で硬いので、本気でやってもらわないとほぐれないんです。
彼らの指圧は半端なく硬い背中の筋肉にぶっ刺さっていきます。
小学の時 夢中になった北斗の拳バリ。
約30分あまり おもくそマッサージしてもらった後は 今度はバキュームによる毒素取りの開始です。
これがまたよく吸うこと半端ない。
最初は吸引されるのでひきつるのですが
放置されると もうどうでもよくなってきます。
20分あまり放置された後
パカっパカパカパカパカと吸引器を外しますと
えらいことになってますw
特に肩の辺りと首周りが腫れあがり、4.5日跡形が残ったままの状態となります。
約1時間の拷問は 70元(1,100円)ととても安いんです。
もちろんマンション近くには お洒落な店構えの足浴マッサージとかアロマとか色々中国もありますが、僕の場合はこの盲人医疗按摩が一番好きなんです。
なんか昔の日本みたいだし、目の不自由な彼らも日本には興味もあるから うちのお連れさんが色々話してますしね。
そんなコミュニケーションが僕はとても好きなのです。
もちろんこんなお店も現金は皆無な証拠が 支付宝と微信支付のプレートです。
帰りのチャリンコで 降りた瞬間に お連れさんが腫れ上がった背中をおもくそ叩くもんだから
「何よ‼️」って言えば
「あなたは歩く姿勢が悪いから 背中が硬い」
「だから姿勢が悪いと思えばこれからは毎回殴るからね」と…。
嗚呼…日本の温泉に入って身体をほぐせたらどれほど幸せだろう…と思うこともあります。
やっぱり日本人ですしね。 炭酸風呂に浸かって猿みたいに浮いてたいわけです。
ベッドに入っても熱を持っててなかなか寝付けない…。。
それでも癖になるマッサージなんです。
成都の街中に行けば、それなりに入りやすいような店構えをしてる盲人医疗按摩もあるので
歩き疲れたら是非堪能してみてください。
目が不自由でも みんな朗らかでいい人ばかりです。