中国 四川省 成都 日常ブログ

中国 四川省 成都を中心とし、日本人の僕から見た中国を赤裸々に綴ってます

壁は高くて分厚い中国 ネット規制

《ネット規制の壁を越える手段》

(グレートファイアウォール)

周知の事実だと思いますが、成都でも上海でもはたまたチベットでも 中国本土ではグレートファイアウォールというインターネット規制が君臨してまして、それはそれは便利が悪いったらありゃしないです。

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(成都 天府广场  毛沢東さんこんにちは)

別にエロサイトくらいはガンガン規制かけてくれてもええとは思うんですが、こっとごっとく下記のサイトは全てダメっす。ひとつひとつどんな感じなのかを説明しますね。

まずGoogleから

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トップページすら開きません。

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トップページだけ開きます。その先はまったく入れません。

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トップページすら開きません。

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トップページすら開きません。

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アイコンバッチと通知音はなりますが、それから先は開けません。誰からの通知なのかは分からないです。

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LINEと同じ。アイコンバッチと通知音はなりますが、それから先は開けません。誰からの通知なのかは分からないです。

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中国本土では本土仕様のTikTokを見ることは出来ますが、中国で作られたサイトやのに日本からwechat で動画を送っても、相手は中国で見ることは出来ません。要するに中国本土と日本のTikTokは別物って感じ。

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商品説明は一部見れますが、商品写真はぶっ飛んでしまいます。僕にとっては商売上とても胃が痛い境地です。

まぁ…娯楽的なサイトは辛抱は出来るけどSNSや検索サイトが機能しないのは規制されてるという認識はしてても結構ボディーブロー喰らいます。

恐らくURLの最後が、co.jpとかne.jpで終わるサイトは全て見れないと思います。

 

では日常生活を送る中で、この分厚く高〜いネット壁をどうやって回避してるかですが、僕の場合はシンプルに2通りです。色々トライ&エラーを繰り返して、日常的に安定した方法はこの2つだと思ってます。

まず何だかんだ一番安定してるのは

世界データ定額です。

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自分の携帯のギガデータを使えて色んなリスクもないので安定してるかとは思います。ただひとつネックなのは やはり価格が高いです。24時間で980円。自分のギガデータを使えるので 動画サイトやその他を見られる人は、お得かもしれませんし、携帯全ての機能を日本のまま使えるのは利点です。

僕の場合基本的に、成都に到着した日と、日本に帰る前日に利用しています。 

 

もう一つの方法は、SIMカードを入れ替えてます。

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以前に中国人の知人から教えてもらったこのSIMカードは、とても安定しています。しかも24時間ではなく、2ギガを使い切るまでは速度もそれほど遅くなく5枚買えば1枚860円程度なので、とてもリーズナブル。SNS等の連絡程度しか使われない方は、おおよそ1枚のSIMカードで3日間くらいもちます。今、どれくらいギガ残が残ってるのかを確認するには僕の場合、このSIMカードを入れ替えた時に、設定画面からモバイルデータ通信のローミングをリセットしています。そうする事によっておおよそどれくらい容量を使ってるのか確認できるからです。

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このSIMカードにおいての問題点は、電話が使えないという事です。厳密に言えばSIMカードに登録してある電話番号ならば使えますが、いちいち家族や友達、知人に自分の電話番号を伝えるのはとても面倒くさいです。もちろん家族や友人とはSNSを通じて会話も出来ますがオフィシャルな時は電話が使えないのは やはり不便に思います。

またもうひとつの問題点は、携帯電話をシムフリー解除していないとカードを入れ替えても使用できないです。それぞれの通信会社に行けば3,000円ほどで解除してくれますし、サイト内で自分で解除することも出来るので ご自身で出来る方は料金は発生しないです。

それと機種変更をしたばかりの機種は何かしらの制限があり、auの場合は101日以上使用してからでないとsimフリーに出来なくて、「買わすときは何も説明せんと、契約した後にそれ言うのはせこいで…こっちは死活問題なんやで」って言えば、「一括購入していただければ購入翌日にsimフリーに出来ます」と言われ 半ば強制的に一括で購入せざる得なくなりました。

そんなんやったら最初からAppleストアで買ってたわ…(-_-)なんでこうも日本の通信会社は、高くてセコいんでしょうね…。

それとSIMカードを入れ替える際は充分気をつけて下さい。機内なんかで変えてて、万が一元のSIMカードを無くしてしまったらえらい事です。だから僕は行きと帰りは24時間世界定額を使ってるわけです。

24時間世界定額とこのSIMカードは、共に電波も安定していて 全ての壁をクリアーしています。

過去には、関空で返却するポケットwifiをレンタルした事もありますが 価格も高いし、バッテリー重いし熱いし、わざわざ返却しないといけないし…何しろ安定しない!それとVPNサーバーも利用したこともありますが、これまた安定しないし速度も遅い。

僕の場合は、言語能力2歳です。テザリングできないのは致命的なのです。

またノートパソコンにおいては携帯とパソコンをコードで繋ぎテザリングして使用しています。

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仕事のメールも問題なくチェックできます。

だけど、SIMカードを入れ替えてる時は やっぱり容量を使いたくないですから普段は 部屋のwifiを利用しています。もちろんガチガチホールドの回線ですが、この回線を契約しなければテレビすら見れないのです。

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まぁ…成都に居てて 明日は何処に行くべってなった時にGoogleさんで調べるよりも百度さんの方が詳しいの百度で調べてます。めっちゃ面倒くさいけど、一旦翻訳して検索かけてます。

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そんなこんなで色んな工夫をしないと不便なのは事実です。だけど、通信費なんて日本と比べるととても安いみたいです。この先 中国に行かれるような事があれば今日の事、参考にしてもらえればって思います。

渡航先が中国以外であったとしても、携帯電話はSIMフリーにされてる方がいいです。各国のSIMカードがネットや空港ですぐに購入できますしね。