中国 四川省 成都 日常ブログ

中国 四川省 成都を中心とし、日本人の僕から見た中国を赤裸々に綴ってます

成都の火鍋

《見渡す限り火鍋店》

(成都の鉄板グルメ  火鍋)

成都市内には、火鍋店が至るところにあります。
市内だけで、2万店以上あります。
2万店です…。

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歩いてたら そこらじゅうに 火鍋 と書いた看板が
あります。
ほんまありえへんほど多いです。

元々は重慶が発祥みたいです。

有名店なら、常に待ち時間1時間くらい。
みんな外で、銭湯で見かけるイスに座り
簡易テーブルに置かれた 向日葵の種をバリバリ
食べながら待ってます。

なぜ、彼らは 向日葵の種をあれほど好むのか
未だに理解できひんです…。

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(全員携帯画面を見る様は日本と同じ)

待ち方は日本と同じ。名前を書いて 番号で
呼ばれるのを待つのみです。

店内に入れば、油と言うか、唐辛子というか
何ともいえない匂いが充満してます。

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(匂いは強烈だけど、店内は綺麗です)服装は、絶対ラフな服装を選ぶべきです。

2.3日干さないと匂いが取れません。

テーブルの真ん中に 店それぞれ独自の鉄鍋が
ドン!っとあります。
あらかじめ火鍋のダシと唐辛子と乾燥唐辛子が
入ってます。ダシなのか油分なのかは未だ不明
鍋の形態にもよりますが、
必ずセーフティーゾーンがあります。
白い部分です。 

ここは辛くないので、箸休めゾーンです。

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(唐辛子も辛いけど小さな乾燥唐辛子が強烈)

まずはメニューを開き、数ある漢字の中から
どの漢字を選ぶかがカギです。
大概のメニューは真っ赤なA3見開きで
所狭しと具のメニューが

漢字でひしめいてます。

僕は鼻っから選ばせてもらったことは
ありません。
とても中国人はせっかちですので、わざわざ
いちいち聞くのもめんどくさいんだと思う。

忘れずに頼んでもらわないと死活問題なのは
コーロです。コーラ。
ほぼ常温コーラが出てきますので諦めてますが
たまに缶に水滴がついてたら、ホッとします。

係のおばさんやお姉さんが鍋に火をつけてくれる間に、僕たちは、めいめいの薬味の準備にかかります。取り皿に、ネギ、剃りニンニク、その他不明な
自分好み薬味を入れ お店独自の小瓶に入った
ワンカップ大関みたいな瓶タレの蓋を開けて
取り皿に入れます。
このタレは ほぼ油ダレです。意外と透き通った
タレが多いです。

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(僕はいつもパクチースルーです)

中央の鍋からは むせ返る
ような湯気が唐辛子を煮込みます。
手元の取り皿も この時点でギラギラ。
中央に鎮座した鍋は

グッツグッツ煮え滾ってます。

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(見た目からして間違いなく辛いです)

ここで初めて、具の登場です。
どの店も共通で、最初にくるのは 多分 牛の
巨大な せんまいのようなものです。
ドス黒く サブイボだらけのせんまいが
切られずに運ばれてくるので、正直グロい。

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(慣れれば普通に食べれます。)その他は、ほんとさまざまで、
野菜はもちろんのこと、若竹、豚肉、牛肉
ワカメ、カニカマ等。

基本、内臓や腸が多いです。

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あかんのもあります。
豚の脳みそ、鶏の足先(ベムの手のよう)
アヒルの血を凝固したもの。

※写真は割愛させて頂きます。

アヒルの血なんて、最初はレバーやと思って
食べたら にたっと横目でじーっと見られるので
これは何?と噛んでみたら、

滋賀県の赤豆腐のような食感で、

めちゃくちゃ違和感ありました。
あとで、

正体を説明されて コーロを一気飲みしました。

豚の脳みそは、味はありません。
多分白子にそっくりやと思います。

そんなさまざまなな具が入った火鍋は
ピリピリっといった辛さではなく
口全体が 逃げ場のない辛さに包まれる感じです。

白ダレに逃げても、煮えたぎってるので
感覚が麻痺して 箸休めにはなりません。

箸休めは、コーラときな粉餅をあげたような
甘い揚げ餅です。

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(これがまた美味いんです)

大概太って日本に帰る最たる原因は、
この2つです。

本気で辛い店に行けば、1.5リッターの
コーラが無くなります。
もちろん僕1人で飲み干します。

彼らは、常温のお茶か暖かいお茶を飲みます。
どこで口や胃を休めてるのか理解できない。

僕なりのペースで食べたいが
中国人というのは、ガッツガッツ人の取り皿を
常に満タンにしてきます。
入れ方も荒いから、必ず滴が飛び散り
服に付着して帰ります(涙)

もちろんアクも出てるんでしょうけど
アク取りなんて誰もしません。

こうやって書いてたら ええとこなしのように
感じられるでしょうけど、
これがなぜか、どういうわけだか癖になります。
1週間に1回は必ず火鍋に行きます。
行きたくなるのです。

その理由は、やはり雰囲気がいいのです。
成都に来たなって、ここで滞在してる人に
なれるのです。
味も店によって違うようですが、
僕は辛すぎて味の分別はつきません。
だけど、火鍋を食べたくなるのです。

幸いにも、自分の胃とは相性いいのか
火鍋食べて下痢をしたことは一度もないです。

大概食べて、食べ散らかして
1人あたり1,200円〜2,000円弱です。

※下戸なんで酒代は入ってません。

翻訳機もぎっとぎっとで、文字も読めなく
なりますが、食を通じてコミュニケーションを
はかるのは、言葉はあまりいりません。

とにかく食べて辛そうな仕草を思い切りだせば
それで楽しいと思います。

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皇城老妈

 http://www.hclm.net/qgmd.php?sort_id=11311

(この火鍋店が成都で一番老舗です)

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(匂い覚悟で家でも火鍋を作ります)

初めて火鍋を食べに行った時に、

店内で流れてた曲です。

https://m.youtube.com/watch?v=cPWzc5C1Om8

(動画お借りします)

とても成都では有名な曲で、火鍋を囲む客の
雰囲気とがとても似合ってたのを忘れない。

成都では、あちこちで流れてます。

 

火鍋、いいっすよ。
成都、いいっすよ。